基本スキンケアのやり方と順番

基本のスキンケアアイテムの役割
そもそもスキンケアアイテムの基本役割って何? 実はそれぞれの役割はよくわからずに使っているという人も少なくないはず。まず、各スキンケアアイテムの基本的な役割についてチェック!
洗顔 ー汚れを落として肌をリセット
洗顔の役割は汗や古くなった角質、ほこり、皮脂汚れ、メイク汚れを洗い流して、清潔にすること。化粧水や美容液の効果をきちんと作用させるためには、化粧水や美容液を塗る前に肌の状態をゼロに戻して。
とはいえ、1日に何回も洗顔をすればいいわけではないので注意。1日に推奨されている洗顔回数は朝と晩の2回。洗顔をしすぎるとお肌に必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥や皮脂を過剰に分泌させるなど、かえって肌トラブルの原因になる可能性も!
ちなみに夜にスキンケアしたからといって、起きてから洗顔せずに出かけるのもNG。お肌は起きている間だけではなく寝ている間も汗をかいていて、皮脂を分泌しているもの。皮脂汚れは水やお湯を使っただけでは完全には落としきれないので、朝もきちんと洗顔料を使って洗顔するのがベター。
化粧水 ー水分を与えてうるおいキープ
化粧水の主な役割は、肌に水分を与えることと皮脂の分泌を整えること。ただ、肌の乾燥は良くないとはよく聞くけど、具体的に何がいけないのかはわからないという人も多いはず。
肌が乾燥する原因はマスクの摩擦や紫外線、花粉など。肌が乾燥してしまうと、肌を外部の刺激から守ってくれるバリア機能がどんどん低下。肌の水分をキープする力を一気に弱め、乾燥や肌荒れなどさまざまなトラブルを引き起こす要因に!
このような肌トラブルを避けるためには、化粧水で肌にうるおいを与えてバリア機能をきちんとサポートしてあげるのが◎
ちなみにふき取り化粧水は、余分な油分や古い角質を肌に負担をかけずに落としてくれるスキンケアアイテム。クレンジングや洗顔などで落としきれなかった汚れなどもスッキリ落とせるため、朝の洗顔の代用品としてもGOOD。
美容液 ー肌の悩みを集中的にケア
2021年5月に薬事法ドットコムが行った調査によると、美容液を使用している人の割合は50.8%。美容液を「使う」人と「使わない」人がほぼ半々という結果に。「美容液は本当にマストアイテムなの? 」という方も、もう一度美容液の役割をチェックしてみて。
美容液のメリットは、美白や保湿、シワ対策など、目的に合ったスキンケアができること。例えば、美白ならビタミンC、保湿ならコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド、アミノ酸、シワなどのエイジングケアならレチノールなど、目的別の成分が多く含まれているから、自分が対策したいところを重点的にケアできるのがポイント。
化粧水・乳液に加えてプラスアルファの美容効果を期待できるのが美容液。気になる肌悩みに合わせて、基礎化粧品では補いきれない部分のスペシャルケアに◎
ちなみに美容オイルはオイルがベースの美容液のことで、皮脂に変わってバリアの役目を果たしてくれるものだから、スキンケアの仕上げにフタとして使ってもOK。化粧水や乳液、クリームなどに混ぜて使うことも。
乳液・クリーム ーお肌にフタをし成分キープ
乳液やクリームは肌に必要な油分を補給し、化粧水の水分の蒸発を防ぐためのスキンケアアイテム。簡単に言えば、化粧品のフタのような役割。
乳液とクリームの違いは成分の配合割合。保湿成分(水溶性のうるおい成分)の配合が多いのが乳液、エモリエント成分(油溶性のうるおい成分)の配合が多いのがクリーム。
エモリエント成分(油分)が少ないと乾燥の原因に。逆に、エモリエント成分が多すぎるとテカリの原因に。だから、自分の肌質(油分量)に合わせて乳液かクリームを選ぶのがベスト。
手で肌を触った時にベタっとしていたらテカリ肌、しっとり感がある場合はツヤ肌の可能性大。とはいえ、ベタベタするからといって乳液をスキップするのはNG。肌の乾燥が原因で皮膚から保護作用として余計に油分が分泌されて、テカリ肌になってしまっている可能性も。
その場合は、テカリの部分により多く化粧水を塗って保湿成分を補給するなどして、様子を見るのがベター。それでも気になる場合は、乳液やクリームの量を減らすなどして再度調節すると◎
いずれにしても、化粧水で補給した水分が蒸発して乾燥するのを防ぐために、乳液またはクリームの使用はマスト。テカリ肌だからといって化粧水だけに頼るのではなく、必ず化粧水と乳液はセットで使う習慣を!
男性もスキンケアが必要?
男性の肌は強そうに見えて実は皮脂の分泌量が多く、角質細胞面積が少ないのが特徴。角質細胞面積は保水力と関係していて、角質細胞面積が少ないと水分蒸散量が多くなってしまいがち。だからこそ、スキンケアで水分を補って。
カミソリなどを使ってひげ剃りをしているから、Uゾーンが乾燥しやすいという特徴も。洗顔だけで済ませるのではなく、特にひげ剃り後はUゾーンを念入りに保湿するのがベター。
朝スキンケアの基本はコレ!
健やかな肌を手に入れるには、正しい手順や方法でスキンケアするのが◎。ここでは朝のスキンケアの正しい順番についてチェック♡
朝スキンケアの役割って?
朝のスキンケアの役割は、睡眠中にかいた汗や皮脂などの汚れを落とすことと、肌を外からの刺激から守るために保湿して紫外線を通しにくくすること。1日の始まりだからこそ、きちんとケアしておくのがベター。
朝スキンケアの順番
スキンケアアイテムを使う順番としては、水分の多いものから使用し、油分の多いものを後に使うのが基本。朝のスキンケアは、【洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム】の順番に行うのが◎。
まず化粧水を塗る前に、洗顔で汗や角質などのあらゆる汚れを洗い流して、肌を清潔にしておくとGOOD。化粧水で肌にたっぷりとうるおいを与えて保湿をしたら、次は美容液の出番。美容液で栄養を与えたら、最後に乳液やクリームでうるおいを閉じこめて。
この後にメイクをすることや日焼け止めを塗ることを考えると、朝の乳液・クリームはつけ心地が軽いものを選ぶのがベター。
夜スキンケアの基本はコレ!
健やかな肌を手に入れるには、正しい手順や方法でスキンケアするのが◎。ここでは朝のスキンケアの正しい順番についてチェック♡
夜スキンケアの役割って?
夜のスキンケアは朝と違って、乾燥や紫外線、ほこりなどの日中に受ける刺激から肌を守ってあげることが一番の目的。
日中に受けた紫外線などのダメージから肌を回復させるため、お肌の汚れを落としてから、たっぷりと保湿をしてうるおいを与えると◎。
夜スキンケアの順番
夜のスキンケアの順番は、【クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液】が基本。クレンジングをしてメイクや皮脂汚れを落としたら、次は洗顔。クレンジング剤の洗い残しや古い角質をオフして。
洗顔後は化粧水で保湿をして肌を柔らかくほぐすのがベター。化粧水の後は、美容液で紫外線や乾燥した空気にさらされて日中ダメージを受けた肌に栄養を与えて。仕上げは乳液・クリームでうるおいをキープするのが◎。
スペシャルケアのやり方とタイミング
美容パックの目的と役割
シートマスクやパックはそれぞれ配合されている成分が違うから、期待できる効果もさまざま。一定時間、クリームやシートで肌にフタをすることによって、肌のコンディションを整えたりうるおい効果のアップが期待できるかも。
シートマスク・パックは有効成分を角質層のすみずみまで浸透させられるため、短時間で高い効果を期待できるのがポイント。
寝不足や外出続きで肌の調子が悪い時やデートの前など、スペシャルケアをしたい時にプラスして♡
パックはいつ使えばいい?
そこで気になるのが、シートマスク・パックをするタイミング。シートマスクやパックは一般的に化粧水と乳液・クリームの間にするのが◎。重めのパックをする場合は、美容液の後に順番を変えてもOK。
美顔スチーマーの目的と役割
美顔スチーマー(フェイススチーマー)には、暖かい蒸気を当てることで血行の促進やお肌を柔らかくする効果も。使うタイミングにより得られる効果が異なるのも、美顔スチーマーの特徴。
美顔スチーマーはいつ使えばいい?
美顔スチーマーを最初に使えば毛穴をキレイにしてくれるから、クレンジング中の汚れの落としやすさが◎。スキンケア前に使えば、美容成分の浸透力がアップ。他にも、メイク前に使うことで化粧ノリを良くする効果もあるから、用途に合わせて順番を変えてみて。
正しいスキンケアで理想の健康美肌をゲット♡
スキンケアの美容効果を高めるには、正しい手順や方法で行うのがベター。それぞれの役割を理解した上で、肌質や用途に合ったお肌のケアをしていくことが美しい肌になるための近道。ベースケアをきちんとして、理想のお肌を手に入れて。
おすすめスキンケア用品
- 化粧水・ローション
- クレンジング
- 美容液
- フェイスクリーム
- 洗顔料
- セット
- シートマスク・フェイスパック
- オールインワン化粧品
- フェイスオイル
- ジェルパック・クリーム
- ピーリング・ゴマージュ
- 乳液・ミルク
- リップクリーム
- アイクリーム・ジェル
- 目元美容液
- 保湿ジェル
- 保湿ミスト
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美容クリニックの選び方
ここでは、美容クリニックの選び方のポイントをお伝えします。 皮膚科と美容クリニックのどちらを受診するべきかお悩みの方へ、いくつかのケースもご紹介しますので、ぜひご参考ください!

選び方の前に…そもそも「美容クリニック」とは?
美容医療を専門に扱う医療機関を「美容クリニック」といいます。 美容医療の治療とは、ケガや病気を治すといった一般的にイメージする治療ではありません。 医学的に正常な部分に処置を施して、より美しくなるための治療を行うなため、保険適用外となります。
ただし、医療行為を行う医療機関ですので、施術を行うのは医師免許を持った医師や看護師です。 もちろん手術も可能で、高出力レーザーなどの医療機器の使用、成分濃度の高い薬剤の使用なども許可されています。 ここが美容エステと一線を画すところです。
美容クリニックのくくりとして、大きく分けて「美容皮膚科」と「美容外科」があります。 ただし美容クリニックという名称ではなく、美容皮膚科、美容外科、ビューティークリニックなどの名称で掲げているところもあります。
美容皮膚科とはメスを使わず、より美肌になるための美容医療です。 脱毛やシミ取りなどの肌質改善のためのレーザー照射、シワやたるみ改善のためのヒアルロン酸やボツリヌストキシンの注入などを行います。 ただ単に肌トラブルを治すことだけでなく、ワンランク上の美肌を目指すことが可能です。 一方、美容外科では整形手術、豊胸手術、脂肪吸引などの外科的手術が行われます。
美容クリニックの選び方はここが重要ポイント!
美容クリニックを選ぶときのポイントをいくつかお伝えしますね。 親身になってくれているか、医師の腕は確かか。 そこに集約される内容ですが、5つのポイントに整理したので参考にしてみてください!
カウンセリングを重視しているか
まずは、しっかり時間をかけてカウンセリングしてくれるかどうか。 美容医療は、非常にデリケートな治療で技術も高度です。 悪いところを治すのではなく、なりたい姿に変身するための治療なので、理想とするイメージをはっきり理解してもらう必要があります。 できればカウンセラーと担当医は同一である方が、スムーズに伝わりやすくて良いですね。
費用の明細を詳しく説明してくれるか
例えば、安いプランに惹かれてカウンセリングに行くと、高いプランをすすめられた。 あるいは、ヒアルロン酸を注入して欲しいだけなのに、他の治療を組み合わせると効果的だと言われた。 そんな時、なぜ必要なのか、どのくらいの効果が見込めるのか、いくらかかるのか、分かりやすくその明細を説明してくれるかどうかが大切です。 きちんと説明してくれた上で、予算の範囲内でできる最善の治療を提案してくれるようなところなら信頼できそうですよね。
申し込みを悩んでいるときどんな対応をされるか
治療を受ける前は、誰だって不安になることがあります。 その時に、どれだけこちらに寄り添った対応をしてくれるかは大きなポイント。 たとえ一時的に不安になったとしても、クリニック側の対応がよければ、また問い合わせてみようとなりますよね。 根拠なく大丈夫と進めようとせず、不安や疑問に耳を傾けてくれるクリニックなら、その後も安心して相談できそうな気がしますよね。
美容医療での医師の実績は信頼できるものか
美容クリニック開業に必要なものは、医師免許のみです。 美容医療の専門家である必要はありません。 極端に言えば、内科医でも小児科医でも開業できます。 ですが、美容医療は繊細な施術の技術や個人の美的な感覚などが要求される、かなり高度で専門的な医療分野です。 だからこそ、美容医療の分野での実績が非常に大切なチェックポイントになります。 インターネットなどでできるだけ情報を集めましょう。
使用している薬品の説明をきちんとしてくれるか
美容クリニックは医療機関ですので、成分濃度の濃い薬品も扱うことができ、なかには使用法を誤ると深刻な副作用を起こすものも含まれています。 すべての薬品を理解するのは難しいので、ひとつの目安をご紹介します。
シワ取りなどに使用されるボトックスであれば、アメリカのアラガン社製を使っているかどうか。 日本の厚労省にあたるアメリカの食品薬品局の認定を受け、日本でも唯一販売が許可された薬品です。 例えとしてひとつ出しましたが、薬品に関してはホームページできちんと説明されていたり、聞いた際にもわかりやすく教えてくれるところは信頼を置けますね。
美容クリニックと皮膚科、どちらに行くべき?
皮膚のトラブルにはさまざまなものがありますが、ご自身の症状は皮膚科か美容クリニックか、どちらを受診すればいいのか迷ってしまうのはよくあるケースです。 保険診療だけの皮膚科、自費診療だけの美容クリニックと分かれていれば判断しやすいのですが、最近では皮膚科と美容皮膚科両方の診療を兼ね備えている美容クリニックも増えており、迷ってしまう一因になっているようです。
皮膚科を受診すべき症状は、湿疹、あせも、じんましん、水虫などのような、一般的に治療を必要とする肌のかゆみや発疹です。 一方、美容クリニックを受診すべき症状は、しみ治療や肌質改善、ボトックスやヒアルロン酸の注入など、さらなる美肌を目指すための美容外科的施術を希望する場合です。 具体的に、一般的に多い肌のお悩み別で見ていきましょう。
ニキビの場合
まずは一般皮膚科を受診してみてください。多くの場合は効果があります。 ニキビ跡の改善やニキビができにくい肌を目指す場合は美容クリニックを考えましょう。
イボの場合
一般皮膚科では液体窒素で凍らせる治療を繰り返します。 改善がない場合は、自費診療のレーザー治療をを試すことになりますが、治りにくいイボの場合は、治療の選択肢が多い一般皮膚科がおすすめです。
ホクロの場合
顔にあるものは美容クリニックでレーザーで取った方が跡が残りにくいです。 ただ、部位によっては一般皮膚科で取ったほうがいいこともあるので、経験のある医師に相談してみてください。
乾燥肌の場合
赤みや痛み、かゆみなどの異常症状が強ければ、まず皮膚科がおすすめ。 乾燥がひどいときは、乾癬や内臓疾患による肌荒れというケースもあります。 肌の状態は落ち着いているが、潤い感やハリ感のある上質な美肌に!という場合はさまざまなプランのある美容クリニックがいいでしょう。
シミや毛穴の場合
病気ではないため保険適用外となります。 種類によってレーザー治療や光治療などの処置が必要で、毛穴であればピーリングなども行う場合があり、美容クリニックがおすすめです。
美容クリニックの選び方の決め手はココ!
美容クリニックの選び方については、いくつかのチェックするポイントがあります。 美容クリニックは、自費でご自身の理想の美を手に入れたいという想いを叶えに行く場所ですから、妥協せずしっかりと選んでいきましょうね。
一般皮膚科か美容クリニックか判断がつかなければ、どちらの科でもいいので相談されてみることをオススメします。
・美容クリニックとは、美容医療を専門に扱う医療機関である
・美容クリニックを選ぶときは、どれだけ親身になってくれているか、詳しい説明をきちんとしてくれるか、美容医療における医師の実績は信頼できるかをみる
・一般的なかゆみや発疹などの肌の異常は一般皮膚科、さらなる美肌を目指す美容外科的施術などは美容クリニックを受診してみる
よい美容クリニックとの出会いは、あなたの運命を大きく変えることになるでしょう。 貴重な出会いですので、大切に大切に探してください。
Contents
- 基本スキンケアのやり方と順番
- ー 基本のアイテムの役割
- ー 男性もスキンケアが必要?
- ー 朝スキンケアの基本はコレ!
- ー 夜スキンケアの基本はコレ!
- ー スペシャルケアの正しいやり方
- ー 美顔スチーマーの目的と役割
- おすすめスキンケア用品
- 美容クリニックの選び方
- ー 「美容クリニック」とは?
- ー 選び方はここが重要ポイント!
- ー クリニックと皮膚科の違いは?
- ー クリニックの選び方の決め手!
- 美容クリニック・美容皮膚科検索
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